詰まりの予防・日常の中で

2017/12/27

キッチン、トイレ、バスルームなどの排水管詰まりについては、「病気」と同じようなことが言えます。私たちは、病気にならないよう、ふだんの生活で気をつけたり、健康診断を受けて病気の早期発見につとめたりします。

それと同じように、「排水管が詰まらないように、ふだんから使い方に気をつける」、そして、「詰まる兆候を敏感にとらえ、早め早めに対処する」ことが大切です。

プロの業者に出張修理を依頼すると、最低でも2万円くらいはかかってしまいます。来てもらえるまで時間もかかります。

「予防する」、「早めに対処する」ことによって、トラブルなしに快適に使える時間は長くなり、何かあったときでも、かかる手間は少なく、時間は短く、費用は安くなります。

ここでは、キッチン、トイレ、バスルームについて、トラブル予防につながる日頃からの使い方の留意点をまとめます。

 

キッチン

いちばん気をつけたいポイントは油です。まず、

揚げ物に使った油をそのままシンクに流すのは絶対にやめる!

ということは是非とも念頭に置いてください。排水管にとってもっとも有害で、環境への悪影響も甚大です。

それから、

  • できるだけ食べかすを流さない
  • 脂分はできるだけペーパーでふき取って捨てる
  • 排水口にネットを敷く
  • 市販のパイプクリーナーで定期的に掃除する

といった点にも気をつけましょう。

さらに、少しでも流れが悪くなったと感じたら、パイプクリーナーなどを用いてメンテナンスしましょう。

 

トイレ

トイレットペーパーの大量使用が排水管詰まりの最大要因になっていますので、まずは「トイレットペーパーの使用はほどほどに」というのが第一の留意点になります。やむをえず大量に使うときには、面倒でも小刻みに流すようにしましょう。

それから、異物を落としてしまったら、放置せずにすぐに取り出すことも大切です。水に沈むモノだったら、排水口の底にあるうちはいいですが、トラップ部に落ち込んだら容易には取り出せなくなりますし、いつまでもその場にとどまってトイレットペーパーをからめ取り、高い確率で排水管詰まりを引き起こします。

 

バスルーム

バスルームの排水管は、毛髪、石けんクズ、皮脂カス、アカなどがからみ合ったときに詰まりやすくなります。さらに雑菌によるヌメリが詰まりやすさを促進します。

そのため、

  • 排水口に毛髪をキャッチするネットをつける
  • ネットについた毛髪を小まめに取り除く
  • 定期的にパイプクリーナーを使って掃除する

といった点には是非とも気をつけてください。

 

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