水漏れ箇所の見つけ方

2017/12/29

水道料金が、「そんなに使ったはずはないのに、はね上がっている」というときがあります。そんなときは、どこかで水漏れしている可能性があります。ときには水道局からその可能性を指摘してくることもあります。

水栓を閉じても蛇口から水がポタポタ……とか、トイレの水タンク内からチョロチョロ音がする……など、原因と場所がわかればいいのですが、それがわからないこともあります。

まずは、水漏れの有無を確認しましょう。

 

メーターをチェック

まず、家中の水道をすべて閉じます。そうしてから、「メーター(量水器)」のところに行きます。ボックスのふたを開け、メーターの水道使用量を数値で表示している部分の下あたり、「パイロット」をチェックしてください。パイロットは、水道水の流量に応じたスピードで回転して、水が流れていることが視覚的に確認できる腐表示部です。

家中の水栓が閉じているのに、パイロットが回転しているならば、それは家のどこかで水が漏れていることを意味します。

 

絞り込みをこころみる

メーターのところに家全体に給水する大元の管がありますが、そこから枝分かれして、バスルーム用給湯器につながる管、キッチンにつながる管、トイレにつながる管が伸びていて、それぞれの元栓(止水栓)を閉じることができたら、ひとつずつ閉じてみましょう。

バスルーム用給湯器につながる管を閉じたところ、パイロットが止まったとしたら、水漏れはそこにあります。そこでパイロットが止まらなければ、次々に他の管を閉じていけば、漏水箇所を絞り込んでいけます。

個別に管を閉じることができない場合は、仕方がありません。次の「音を聴いて調べる」作業を、家中でしらみつぶしに行いましょう。

 

音を聴いて調べる

プロの業者も、水漏れ箇所を探すために最初にとる手段は「音」です。水漏れは多かれ少なかれ音を出すので、パイプから音を感知して、音が大きくなる方向に近づいていけば見つかるのです。

聴き方は、直接耳を当ててもいいのですが、そうできる場所は限られているので、簡単な道具を作るのがいいでしょう。太さ5ミリ程度、長さ70~100センチほどの金属製の棒かパイプはないでしょうか。なければ針金ハンガーをこわして伸ばしたものでもいいです。その一端を、ろうと(じょうご)の細い口にさし込んで(出口側から)、テープなどですき間をふさぎます。これだけです。

ろうとがなければそれでもいいです。棒(またはパイプ)の一端を水道管や水栓にあて、もう一方の端(ろうと)に耳を当てて音を聴きます。音や振動が感じられなかったら、その管に水漏れはありません。「コーッ」という感じの音・振動があれば、水漏れはその管のどこかにあります。その管にだけつながる止水栓があれば、それさえ閉じてしまえば業者が来るまでの間でも、ほかの水道は使うことができます。

 

 

水漏れトラブル の最新記事

シェアする
  • Twitter
  • Facebook
  • Google+
  • Tumr
  • Pint

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

カテゴリー