パイプクリーナーの選び方・使い方

2017/12/27

キッチンやバスルームの排水管は、パイプクリーナーを使って定期的にメンテナンスすると、詰まってしまうリスクを大幅に軽減することができます。ここでは、パイプクリーナーの選び方と使い方をまとめます。

 

大きくわけて、液体タイプと粉末タイプ

パイプクリーナーには、大きくわけて、液体タイプ粉末タイプの2種類があります。基本的な使い方は両者とも同じで、「洗剤を注ぐ」、「しばらく放置」、「水で流す」だけです。

 

・液体タイプ

水酸化ナトリウムを主な洗浄成分として汚れを溶かして落とす、液体のクリーナーです。水酸化ナトリウムの含有量が多いほど、洗浄力も強力になります。スーパーなどで手に入りやすく、急に必要になったときに便利です。

選び方のポイントとしては、

  • 水酸化ナトリウムの含有量 →多いほど強力
  • 粘性の高いもの →汚れた場所に長くとどまって汚れを分解
  • 除菌、色つきジェル、強力タイプなど欲しい特性

に注目してください。

 

・粉末タイプ

粉末タイプは水と反応して発泡し、泡で汚れを包み込んで分解、パイプから浮かせて流します。プロの業務用で非常に強力なものもあります。頑固な汚れで液体タイプが通用しなかったときには、これを選ぶといいでしょう。

 

使い方と注意点

上に書いたように、基本的な使い方は「洗剤を注ぐ」、「しばらく放置」、「水で流す」だけです。

あとは製品ごとの取扱説明にしたがい、

  • 決められた使用量・使用時間を守る
  • ほかの薬剤と混ぜず、かならず単体で使う
  • 直接肌に触れないよう、ゴム手袋をつけてあつかう
  • 使用中は換気する

といった点に気をつけましょう。

それから、ぬるま湯程度の温度に温めてやると、洗浄効果がアップします。

 

粉末タイプの中には、最強のパイプクリーナーである「医薬用外劇物・ピーピースルーK」という製品があります。

スーパーなどでは置いていませんが、インターネットで入手可能です。ただし、「医薬用外劇物」に指定されていますから、「劇物譲受書」に必要事項を書き込んで提出する必要があるなど、少々面倒です。

使う段階でも、ゴム手袋だけではなく、マスクやゴーグル(なければダテ眼鏡でも大丈夫です)も着けて、肌や粘膜を保護する必要があります。

このように入手が面倒で取り扱いにも注意が必要ですが、その効果については折り紙付きです。劇物指定されていない「ピーピースルーF」の5倍もの洗浄力があるとされ、ほかの手段が通用しなかった頑固な汚れでも、これならば落とせたというケースが多々あるようです。

 

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